ハナゴンべ様と私
ハナゴンべを撮りたくて、それはそれは立派な一眼のカメラを買った、昔々のあの日。しかし、その日以降ハナゴンべには縁が無いまま時は流れ、当時一緒に働いていた先輩の心無い一言に傷つき写真が嫌いになり、そのままカメラを辞めてしまった。しかし、時は満ちた。ついに、串本にハナゴンべが現れた。これは、一眼カメラを再び引っ張り出す・・・までの心の整理は付かなくとも、と腹を決め、自身のTG4ではなく、少しでもスペックの良さそうな、店のレンタルTG6を借用し、いざ、意気軒高、やる気満々で、調査へ。
聞いていた場所を探すこと数分。岩の窪みに死角が多く、なかなか会えなかったが、いよいよ、待望のハナゴンべにご対面。「おおおおお!」思わず歓喜の声が漏れる、エアも漏れる、ゴボゴボゴボ・・・
しかし、岩陰にすぐに隠れてしまうハナゴンべ様。明るい光で照らされるのを嫌い、泡の音や動く大きな影(ダイバー)にも恐れをなし、すぐに逃げる姿勢になるハナゴンべ様。何枚もシャッターを切り、やっと撮れた写真はほぼピンボケ。他にも、撮る写真すべてがそんな感じで、ただの一枚とてまともな写真が撮れないまま、無情にも40分が経過。そんな感じで、絶望しかない、なんとも悲しい、意気消沈な一日。あぁ、悲しい悲しい。どうも、ヒトミマリです(T_T)泣笑
さて、くろしおが近くまで帰ってきているらしいここ最近、近場のイスズミ礁ですら少~し、流れがあるような。そして、水温の高さと水中の透視度の良さには毎日驚かされる!今日も、アンカーの場所が変わってから初めて行くイスズミ礁でしたが、よく見えているのでノンストレスでスイスイ楽勝にナビゲーションできました。
これは、ここらでいっちょ、皆さん、潜っておかないとイカンですよ~!!
さて、イスズミ礁調査結果といきましょうか。
クリーニング中だったクエ。壊れかけの手持ちライトと内蔵フラッシュの限界、光不足。
クリーニング中だったコロダイ、と、後ろに、さっきのとはまた別のクエ(笑)。編集の加減か、一部赤くなる。自分のセンスの無さにイラっとする。
岩陰に身を潜めているイタチウオ。私の壊れかけのライトが、まさに壊れかけの電球のようにチカチカとチラつくので、イタチウオも迷惑そうでした。 すまんよ・・・
最後に、まっっったくきれいに撮れず残念無念だった、ハナゴンべ。この後もずっと絶望が続くことを、この時はまだ知らない・・・
もう一度、リベンジしにいきたいです・・・
それから、イスズミ礁にまた新たに大きなスリバチカイメンも発見し(※MAP外)、さらにさらに調査を続けていきたいところです。キクチカニダマシ付いてないかな~!
それと、一応ご報告。イスズミ礁にあるアオリイカの産卵床は、いつぞやの時化で、束ねてあった木束がバラバラになり、アオリイカの姿および産卵の形跡は皆目見られずでした。
今日の私はテンション下げ下げだけど、夢の串本ブルーはすぐそこに?!意気阻喪のこんな日は、イケイケのルンルンで、近々、皆さまをご案内できるのをイメージしながら過ごします。
ではでは、また(*´ω`*)
シーマンズクラブからのお知らせ
本日の海況
- 天気:雨
- 気温:18~20℃
- 水温:22.8℃
- 透視度:15m
- 波高:0.0m
観察された主な生き物
ツマグロハタンポ、コロダイ、クエ、コマチコシオリエビ、ハナゴンべ、キタマクラ、アカエイ、イタチウオ