串本の生きもの / タコノマクラ(放精)

水中がえらいことに!!

あっちゃこっちゃで子孫繁栄の光景が!!

大潮明けの潮回りの今日。
昨日はスギノキミドリイシの産卵が確認され種の存続のための行動が日々見られるようになってきました。

産卵の様子は下記のURLよりご覧いただけます。
昨日は小規模産卵だったのですが、次のテーブルサンゴは大産卵が毎年見られています。

https://fb.watch/v/4yaSsHmNG/

ぜひ一度サンゴの産卵を見にいらしてください!!

さて、そんなサンゴの産卵のあった翌日の海。
水中がえらいことになっていました。

なにがかというと・・・・・・

ヒトデ・イワガキ・タカハマガイ・ナマコなどなど各種生物が一斉に!!!
しかも終日放精・放卵を続けていました。

真ん中が卵、右は精子です。
こうやって受精した後大海原に旅立ち種の繁栄がなされるんですね〜〜。

そして・・・こちらは卵が映っています!!
いままでこのタイプの放精・放卵は見ていたのですが、
今日は新たなパターンの放卵を観察できました。

カキから出てきたのはマヨネーズのような卵塊。
解き放たれた後に卵塊が崩れ、卵が放出されました。

知らないことまだまだ多いなあ〜〜(^^;)

午後になると今度はタコノマクラも放精をしていたり・・・

最後にはタカハマガイが放精をしていたりと

終日放精・放卵が繰り広げられていました〜〜。

もちろん魚達も産卵・保育・哺育と忙しくしています。

これから徐々に水温が上がればまた違った生態シーンも見られるはず!!

また1つ楽しみが増えました〜〜♪

本日のお写真はナースさんにお借りました。
素敵なお写真ありがとうございました!!

シーマンズクラブからのお知らせ

本日の海況

  • 天気:晴れ
  • 気温:25〜28℃
  • 水温:21〜23℃
  • 透視度:8m
  • 波高:1.0m

観察された主な生き物

クマノミ(卵)、オオウミウマ、イワガキ(放精・放卵)・モンハナシャコ・オオウミウマ・テングダイ・ハナイカ(卵)、ヒメオオメアミ

ナガサキスズメダイ(卵)、タツノイトコ、ハモポントニア・コラリコーラ・キンセンイシモチ(口内哺育)、カゴカキダイの群れ、アラリウミウシ、ジョーフィッシュ

カモハラギンポ(卵)、ウデフリツノザヤウミウシ、ネアカミノウミウシ、クエ、フリソデエビ、ソヨカゼイロウミウシ、アカゲカムリ、モンガラカワハギyg、ヒトデ(放精)、ギンタカハマガイ(放精)

串本の生きもの

タカハマガイ(放精), イワガキ(放精), イワガキ(放卵), タコノマクラ(放精)

串本のダイビングポイント

住崎, グラスワールド, 備前