いつになったら・・・・

しつこい冷水塊・・・まだ健在・・・。

水温が徐々に回復してきて、水面から10mくらいまでは25度以上。
ただ、水底には未だ20度の水が・・・・。寒暖差で感覚麻痺しそうです(^^;)

今日はとりあえず暖かいところを目指しながらウロウロ。
そんなコース取りをしていると魚達が暖かい所に集まっている気が。

一方で、冷たい水のエリアでは群れなど魚の数が明らかに減っている気がしました。この法則が正しければ、水温の目安になるかも〜〜♪

そんな法則を考えながら暖かい所を探し、魚の活性が高い所をウロウロ。
結果、魚達の産卵シーンに出会う事ができました!!

最初はブダイの産卵。
イサキ&メジナが不自然に群れていたので、何かな??って思っていたら、明らかにイサキとメジナがブダイのペアを追跡している。

しばらくは産卵をしていなかったのですが、イサキなどは分かるんですね〜〜。
しっかり産みたての卵を食べていました。(ブダイの産卵は残念ながら撮ってなかったです・・・。)

その後はクマノミが産卵。

低水温の影響か、いつもよりも卵が少ない気がしますが、それでも親クマノミは頑張って産卵&保育をしています。クマノミもいつ産んでいいのか困っているんだろうな〜〜。

そして、産卵する魚が増えると比例して増えてくるのが、幼魚達。
最近アオサハギのタマシイサイズをよく目にするようになってきました。

大きさは2〜5mmほど。落ち着く場所を見つけるまで泳ぎ回るので、写真を撮る時はアオサハギに落ち着く時間を与えてくださいね。安心する場所を見つけてもらえればゆっくり撮影できます♪

最後は、夏場には近場エリアで見る事はほぼなかったはずのテングダイ。


写真:スタッフ小池

今年は通年観察できています。

通常は冬場によく見られる魚なのですが、水温が近いので上がってきているのかな??
ウミウシ類もそうですが、魚達も季節に関係なく見られるなど黒潮の影響によって観察できる種類が変わってきているかも。

南方種もそうですが、今まで夏に見られなかった生き物が今の時期に見られるのも今年の串本の特徴。水温は厳しいかもしれないですが、いつもとは違う風景を大事に観察していければと思います。

みなさんも今年だけかもしれない今の光景をしっかりと観察してみてくださいね〜〜。なくなって気づくありがたさですよ〜〜。

シーマンズクラブからのお知らせ

本日の海況

  • 天気:雨のち曇り
  • 気温:22〜28℃
  • 水温:21〜26℃
  • 透視度:5〜10m
  • 波高:0.5m

観察された主な生き物

イサキの群れ、ジョーフィッシュ、ブダイの産卵、メジナの群れ、カエルアマダイ、ウミテング、アオサハギyg、コケギンポ、テングダイの群れ、ヒョウモンウミウシ、クマノミ(産卵)、ニラミギンポ、アカオビマツカサウミウシ、ヌノサラシ、ミナミクモガニ、モンハナシャコ、ヒメイソギンチャクエビ、アカゲカムリ、オルトマンワラエビ、センテンイロウミウシ

串本の生きもの

テングダイ, アオサハギyg, イサキの群れ, クマノミ(産卵)

串本のダイビングポイント

住崎, 備前