出会い系?

珍しい出会い。

こんにちは!好きな動物はウサギ。どうも、ヒトミマリです。

今日は朝は強い東風で7mとかビュービューに吹いていたので、さすがに住崎エリアは波があったのですが、潮岬の奥へ回り込んで、サメのヒレまで行ってしまえば、静かなもの。今日は、そんなサメのヒレからのスタート!

まずは、レアな生態シーン。アヤニシキの繁殖。この赤い小さな粒々が、見えますか?紫っぽい大き目の粒は嚢果(のうか)と呼ばれていて、この中にある胞子が放出されて繁殖しています。その胞子が、この赤い小さな粒々です。この胞子は最初は白っぽいので、レース状の美しい紫のアヤニシキ(綾錦と書くらしい)に「粒々ついてるな」ぐらいに皆さん思われていたかもしれないんですが、時が満ちるとこのように、成熟した赤い胞子が薄ピンク色と化した嚢果を破って出ていきます。これがまた、小さいので、いや、小さすぎるので、ぱっと見、「今、出てる!」というのが分かりにくい!もし、嚢果が赤っぽい?と思ったら、TGの方は顕微鏡モードをご準備ください!一眼マクロレンズの方も、狙ってかまえてみて下さい!運が良ければ、このような、レアな生態シーンに出会えます\(^o^)/

さて、アヤニシキについて長く語ってしまったので、あとはテンポよく。

サメのヒレのオオモンカエルアンコウ!隠れ上手!

ミスガイはこの辺ではレアっ子。端っこが白く光っているように見えて美しい!

コマチコシオリエビは、いつもはウミシダにピャーっと隠れて行ってしまうので写真を撮りにくい生き物ですが、今日はウミシダがパッとうまく丸まって匿ってくれないのか、コマチコシオリエビがそもそも隠れるのがヘタッピなのか、カメラ目線までくれちゃいました。キレイな子です。

お次は、ワライヤドリエビ??小さすぎて、もはや分かりません(笑) え?どこにいるかわからん!?

ここ!!ペン先に、白い点々のついた透明のちっさーいエビが居るんです。

最後は、ゲストのやいちゃんから「今日も見たい!!(昨日も見てる)」と熱烈リクエストのあった、カスザメ!

そのリクエストを受けたオーナー島野は「そんなもんはねぇ・・・」

一同「・・・(何々!?)」

島野「【出会い】系ですよ!!」と、言ってましたが(笑)、無事に今日も会えて良かったね、やいちゃん♪一応記しておきますが、【出会い】系とは、お察しの通り、いかがわしいものでは全くなく、「狙って見れるものではない、運による出会いの要素の大きい生き物」って意味です。シーマンズダイバーに、ぜひ流行らせたいワードですね(笑)

あぁ、今日もよい一日でした♪いろんな出会いがあって、いろんな景色を見られて、幸せだなぁ( *´艸`) ゲストの皆さん、船長、ダイビングのお仕事の先輩方、今日も安全なダイビング、ありがとうございました。最近すっごく思うけど、「安全」と「安心」が揃ってはじめて、「楽しい」ダイビングが成立するなぁって。私も腕を磨いて、安全をもっと守れる&皆さんに安心してもらえるような、そんなガイドになりたいな。簡単に言うと、もっと皆さんを楽しませられるスタッフにいつかなれたら、ってこと!!(^^)!

ではでは、またね~(^^)/

 

シーマンズクラブからのお知らせ

本日の海況

  • 天気:はれ
  • 気温:16~20℃
  • 水温:℃
  • 透視度:10m
  • 波高:1.0m

観察された主な生き物

ビシャモンエビ、ヒオドシユビウミウシ、オオモンカエルアンコウ、イガグリウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、アヤニシキ、ヒラムシSP、セリスイロウミウシ、ミスガイ、ヒトデヤドリエビ、トゲトサカテッポウエビ

オニカサゴ、コケギンポ、アザハタ、タテジマキンチャクダイyg、アマミスズメダイyg、イサキ群れ、タカサゴ群れ、メジナ群れ、コガネスズメダイ群れ、ムチカラマツエビ、キホシスズメダイ、タテヒダイボウミウシ、アザハタ、ミドリリュウグウミウシ、ビシャモンエビ

ジョーフィッシュ、ヤセアマダイ、クチグロ、クダゴンベ、カスザメ、タカサゴ群れ、クロホシフエダイ群れ、ハマチ、アカハタ、コロダイ群れ、イサキ群れ

串本の生きもの

オオモンカエルアンコウ, カスザメ, コマチコシオリエビ, ミスガイ, アヤニシキ

串本のダイビングポイント

備前, 住崎南, サメのヒレ